八重瀬カラフルベジタブル

八重瀬町のみなさんにインタビュー

神谷酒造所 神谷 雅樹さん

神谷酒造 工場長神谷 雅樹さん
八重瀬町の町花・マリーゴールド
花を慈しんで育てるように
花の酵母で丁寧に作った泡盛

会話をするように見守る。

神谷酒造 工場長 神谷 雅樹さん

泡盛製造工房から漂うは、甘く、辛く、鼻孔をくすぐる香り。泡盛酵母の醗酵するシュワシュワーという音も、耳に心地いい。「初めて泡盛を作ったとき、酵母が生み出す泡が生まれたり、消えたりする様子を、ずっと眺めてました」今は「今日も元気か」と会話をするように見守り、気配を感じ取っている様子。

一つひとつ丁寧に。

工場長として品質向上にひたむきに取り組んでいる、神谷酒造の3代目。配達営業からスタートするなか気づきを多く得て、ひと昔前の泡盛そのままのクセやにおいが際立つ味の見直しに取り組み始めたといいます。他所の酒造所でも泡盛作りを学ぶなど、経験を積んだそうです。学び、感じたことは「一つひとつ丁寧に」と、とてもシンプルなこと。「職人の勘頼りだった点も、経験に加え、温度や湿度などデータに合わせた管理も導入。寒いときはホットカーペットやパネルヒーターなどで、泡盛の麹菌を温めてあげる。暑いときは風を送り、涼しく。加湿や除湿など、湿度にも敏感に」そして「麹菌が醗酵してもろみが生まれ、甘さが辛味に変化していき、泡盛ができあがる。撹拌をするけれど、かき混ぜなさすぎもかき混ぜすぎもダメ。そして、辛味が生まれるまで、ひたすら待つ。1本1本の味が整うまで、待つ」待つ間の安堵や心配、愛情も伝わって、神谷酒造の泡盛は出来上がっていることを実感します。

神谷酒造 工場長 神谷 雅樹さん

八重瀬町の町花であるマリーゴールド。

神谷酒造 工場長 神谷 雅樹さん

八重瀬町の町花であるマリーゴールドのなかに、お酒を造ることのできる酵母があることを知ったのがきっかけで、カラベジプロジェクトにも参加しました。使える酵母はマリーゴールド何万個かのうち一個。とても貴重で繊細なのです。温度を低めに造るなど、通常の黒麹菌よりも気をつかったそうです。「マリーゴールドのもろみの香りをかいだとき、植物がもたらす香りがすぅーと入って来た。蒸留できるか心配もあったけけれど、一つひとつ丁寧に造ればいい。それだけを思ってました」
飲みやすくスッキリ。香りも植物のやさしさにあふれたものができあがったそうです。「カラベジプロジェクトとの関わりは、泡盛造りの視野を広げてくれました。プロジェクト連携で女性デザイナーらしいパッケージも気に入っています」今後はさらに個性のある泡盛造りへの期待が高まります。

神谷酒造所

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